■僕の物語■

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■僕の物語■

35年の短い人生の中で、僕は人として恋をしてきた。恋をして傷つき、その度に自分の中で何かをひとつ捨て、ひとつ作り上げてきた。 人はそうやって大人になっていき、変化していくものだと、当時の僕は考えていた。 慣れていくことが大人で、少々のことでも動じない、そんな大人でありたいし、なりたいと思っていたが、現実は違った。 ずるがしこく、疚しいのである。
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