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小学生の時
かわいいと思うコはいても、恋しくは思わなかった。
五年生の時、ふとしたきっかけで同じ塾に通うコを好きになった。
彼女は他の男子を好きで、僕は応援をしていた。彼女よりも身長は低いし、なにより不細工だった僕は、まだ大人になりきれず、丸顔のスポーツ刈りで、私服が流行りのジャージで、光GENJIに憧れ、器用にローラースケートを乗りこなし、バック転もできるようになったけど、やっぱり不細工には変わりなかったのだから、親に八つ当たりをよくした。
僕は格好悪いと信じ切っていた。
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