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むか~しむかし、あるところに
お爺さんとお婆さんと小柳がいたそうじゃ。
「お爺さん、お爺さん! そろそろ芝刈りの時間ですよ」
「あ? 何じゃねむいのぅ。 んっ? やべぇ! いっけね! 遅刻だ~!」
「ちょっと~、朝食は食べないの?」
「あ? あぁ、じゃあパンだけもらっとくよ!」
お爺さんは寝癖も直さず、パンをくわえ、飛び出して行きました。
「もうっ! 芝刈り初日に慌ただしいんだから!」
「ほっほっほ、学園ドラマのようですね」
「小柳さん……まぁ、そこに惹かれたのかな、私も」
「良いですね。じゃ、私がこの朝食を頂きます」
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