begin heart

5/8
前へ
/48ページ
次へ
―なんか…変な学園― そう思いながら、待っていると、列が動いた。 ――――――――――― 「💤」 入学式が退屈すぎて、居眠りをしていたけど 「キャァァアアア!!!」 「うわっ!何?」 悲鳴に近い声で邪魔されてしまった。 「絢翔さまぁ!」 「彩ちゃーん!」 「かっこいいぃぃ!!!」 などの女子の声と、視線につられて、ステージを見る。 「あぁ、生徒会の挨拶か。だからってこんな騒ぐかよ………」 呆れた、とつぶやき、耳を塞ぎながら寝ようとするが、 「うおぉぉぉ!」 ―今度は何だよ!― 二度も邪魔をされ、不機嫌になりながらも、ステージに視線を送る。 「はっ?また生徒会挨拶?」
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加