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一応二人分用意してみたはいいものの、肝心の裕之はうたた寝中。
毛布に包まっててちょっとだけ可愛い。
起こすのは気が引けたが、ご飯は作ってしまったのでしょうがない。
夏希はそっと肩を叩きながら声をかけてみた。
「ご飯出来ましたけど…食べます?」
「…っ!! いいの、俺食べていいの!?」
毛布に包まっていた裕之が勢いよく目を開き、次いで毛布を剥いで目をキラキラさせている。
本当に犬にしか見えないよ…
何か芸を覚えさせたいとか考えつつ、夏希は首を縦に振った。
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