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君には子供もいる
病気とはいえ、ご両親もいる。
そして友達も・・・
でもあおいには俺しかいないんだ…
よしきが言った言葉が甦る。
そうだ…
ｱﾀｼにはこの子達がいる
そして
どんなに傷つけても
どれだけ憎んでも
それでも尚
戦場に行くｱﾀｼを
負け戦(ｲｸｻ)と知りつつも
とことんぶつかって
行ける所まで行け！
と背中を押した彼…
それを受け入れるには
相当な苦しみがあったことだろう
毎日、血を吐くような
胸の痛みと絶望感
そして屈辱感・・・
それを乗り越え
敢えてｱﾀｼの想いを貫く為に
味方となってくれた・・・
やるだけやって
とことん傷ついたら
その時は戻ってこい！
何度となく手紙をよこした彼・・・
沢山の愛に支えられていたことに
気付いた瞬間だった。
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