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「おーい、駿也ー!料理できたから運ぶの手伝ってー。」
初めは僕、佐藤 駿也の話からみたい。
正直、僕の話が必要なのかどうかはわからないところだけど、作者が書きたいらしいよ……。
「はーい、今行くよ。」
ちなみに、僕と優未……さっき、僕を読んだ少女……は、家庭が壊滅的。
とどのつまり、食材が料理になることは少ない。
それで、いつもは僕らの食事をアリスが一人で作っている。
まあ、そんなことより、今はアリス達のところに行かないと……。
「お待たせ。何から運べば良い?」
僕は、台所……むしろキッチンに近いかな?……に着くと開口一番聞いていた。
料理に関しては無力な僕のせめてもの手伝いの形のつもりだった。
「じゃあ、そこのチキンとサラダをテーブルに移してくれるかしら?」
「もちろんだよ。」
僕は大皿にのったローストチキンとボウルに入ったサラダを手に取ると、近くにあるテーブルの真ん中に置いた。
「アリス、食器は置いたよ。」
僕が運んでいると優未が隣を通ってアリスのところへ行って、つぎの指示を待っていた。
まあ、僕達のクリスマスはこんな感じで進んでいった。
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