3、胸奥

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とまぁこんな感じで一日の授業が終わり、図書の仕事の名目で俺達は図書室でだべる訳だ… 「あぁ、今日バイトかぁメンドー」 「なぁに言ってんだ、帝司んトコはまだいいだろ。オレの所は地獄だぞ」 一跳が椅子に深々と座り携帯をいじる 「ねぇ帝司、なんで歩兵なの?」 「ああ、そういやオレも知りたいな」 「んん?なんでかって……最初に持ってたから?」 「でも他に強いユニットはいくらでもあるよ?」 「っつてもなぁ…歩兵が一番性に合ったんだよ」 昔始めたばかりのころは一通り車両系や航空機系を使ってみたんだが……イマイチ使いこなせなんだ だが歩兵は違った 強くはない…これは今でもそうだ ただ、やられない…この一点に俺は心奪われた 戦車の堅い装甲より、戦闘機の速度よりも 当たらない歩兵が好きだった 、
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