3、胸奥

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その後、やんややんやと質問攻めにされ、話題はイベントの話へ移る 今日は軍人将棋の本を片手に広也が話を持ちかける 「そういや…イベントに出るの?」 何食わぬ顔で聞いてきた広也 「あぁ……出ようかなと思って…る」 え?え? 「オイ、待て。なんで俺がイベントに出れるって知ってるんだ?」 俺の問いに一跳はキョトンとした面持ちで 「ハァ?レベル100超えてるんだろ?」 「だから、なんで100越えの将軍に参加資格があるって知ってるんだ?」 広也と一跳の表情が不敵なものに変わる 「そりゃあな…」 「僕達も出れるからだよ」 なに?参加資格は確か… レベル100越えの将軍 それと… 「サイト側推薦の将軍…?」 「正解…僕達二人にもメールがきたんだよ」 「でもよぉ…広也は判るとして、なんでオレも出られるんだ?」 「広也はonlyのアビリティがあるよな…一跳は?」 「なぁーんも、そうなぁーんも無い」 ?を浮かべながら唸る一跳 真紀がイベント、という単語に食いつく 「イベント?そのオンラインゲームの?」 「うん、なんでも来月に都会の方で開かれるみたいなんだ。しかも幸運なことに僕ら三人が参加権利を得られたんだ」 意気揚々と広也が応える 、
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