2人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
フェイはようやくりすかに追いついた。
「ふう!やっと追いついた!わあ。りすかちょっと浮きながら進んでる。とりあえず跡をつけるか。」
ドレスを着てふわふわと進んでいるりすか。目はあいていたがどこも見ていないようだった。
「リーさん、早くこないとウィス・ネマキ着いちゃうよ!!」
「ぐわあ!!」突然頭に衝撃を受けたフェイはその場で突っ伏した。
「ごめんごめん。でも追跡の羽うまくいったな」
「いってー!リーさん早く背中から降りて!もう!追跡の羽ってなんだよ!?」
「おっと失礼。追跡の羽、僕が作った。結んでおいた毛の主の上にワープ出来るんだよ。」
「上ってなんだよ!?それにそういうの本人にことわって作ってよ!!」
「ぐわあ!」再びフェイは突っ伏した。
「おお。リーさんの言う通り、フェイの上にでた(笑)」
「ああ、らん。手に入れてくれた?」
「うん。やっぱりコウベイベにいたよ。時の精霊。はい、時の指輪。」
「これでりすかを救えるな。」
「らん姐え!!早く背中から降りて!」
らん「おお!?Mなフェイの事だから喜んでるかと……」
「苦しんでるよ!!それに出てきたとき跳び蹴りの格好してなかった!?」
「気のせいよ。それにしてもりすか可愛いドレス着ちゃって!お姉さん萌え萌え♪」
「そんな場合では…!!リーさんなんで姐えに協力を…」
「おもしろいから(笑)」
「ワタスの可愛いりすかを乗っ取るなんて許せない。さあリーさん!説明して!」
「ドレス自体が闇の精霊だから女神の力を直接りすかの体におくれば闇の精霊が逃げ出すはず。そこを封印するんだよ。女神がりすかに力を送り込む媒体、同時に闇の精霊を封印するアイテム…」
「なるほどね。祝福の指輪!」
「そうだよ。ただ簡単にりすかに指輪ははめれない。そこでね」
リーは時の指輪を天にかかげた。
最初のコメントを投稿しよう!