611人が本棚に入れています
本棚に追加
「ホーリー、好きやで」
『キャンキャン!』
「もちろん、えっちゃんも好きやで」
『ワンワン!』
……俺は?
なんで恋人には言わんの?
てか愛犬に嫉妬するってどうなん…。
「りょーちゃん」
「なに?」
「愛してる」
抱きしめられたまま
耳元で囁かれて。
そんなことされたら
甘えたが止まらない。
「ちゅーして?」
「んは!ええよ」
チュッ
「…それじゃあホーリーと同じ…、」
「もう、ほんま甘えたなんやから」
チュッ、チュッ、チューッ
「りょーちゃん顔真っ赤や。可愛え」
「むぅ…」
「ホーリーよりも何よりも、りょーちゃんが大好き」
「俺も大倉…すき…」
「…っ、あーもう、何でこんなに可愛いん?反則やろ」
『クゥーン…』
「!…ホーリーまで…。ごめんなぁ、寂しかったやろ?」
俺の心配はまだまだ消えなさそうです…。
END
最初のコメントを投稿しよう!