Soul word!! その5

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「――あーあー、源川君。女の子に質問攻めは感心できないよ?」  それは、先刻ぶりに聞いた声。  俺が図書室に来た根元。  コツ、コツと靴音を響かせて此方に近付く足音。  その、人影は――――――。 「前山…………、さん?」 「久しぶり~。まっ、少ししか経ってないけどさ。栞のメッセージ通りに来てくれてありがとね~。でも、もうサヨナラしなくちゃ、か」  そう言い終わると、前山さんはスカートのポケットから果物ナイフほどの刃物を取り出し、俺の方に向ける。  ナイフには、鏡のように前山さんの顔が写る。 「じゃあ、死んで?」  何が、何なんだよ!?
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