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「・・・ハァ・・ハァ・・」
どれくらい時間は経ったんだろ
呼吸は乱れて、足も徐々に重く感じて最初の時よりもスピードが落ちてることは頭でも理解していた。
でも、止まるという選択は選ぶ事は出来ない。
ここまで来て捕まるわけにはいかないのだから・・・
だが、確実に追い込まれいるのは理解している。
裏路地の道にいる時点で人気はなく、声をあげても誰かが助けに来てくれるという可能性は無い。
嫌だ、捕まりたくないという気持ちが焦りに繋がり....
「きゃッ!!」
足が縺れ転んでしまった
「・・ハァ・ハァ・・早く・・・逃げな・・きゃ・・」
足に力を入れて立ち上がろうとした時
「・・・うっ!!」
見ると、左足首が赤く腫れており、立つ事ができない
早く立たないと焦っていると、背後から足音が複数自分の方向に向かって近づいていた。
何度も立ち上がろうとするが、やはり足の怪我が酷くうまく立ち上がれない
そうこうしていると足音が近くまで訪れてしまい
「見つけましたよ、観念してくださいね」
追い付かれた・・・・
唇を噛み締め
覚悟決めるしかないようだ
「見つけたぁぁあ!!!」
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