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とある廃れた工場跡地
人気はなく聞こえるのは風の吹く音ぐらいのそんな場所に足音を響かせ現れたのは
少し長めの黒い髪に黒いコートを羽織った格好のまだ若い少年だった
少年はある錆び付いた工場の前に立つとなんの躊躇もなく大きな扉を開けて中に入った
「おい‥来たぞ‥‥
…老いぼれ」
」
開けると同時にそう言うと真っ暗な中で一つの灯りが光った
少年はその光に向かって足を進める
「前回の任務ご苦労だった
流石は裏の世界を知名度No.1の殺し屋【lone wolf】じゃな……」
灯りの正体は白髭を生やした老人が映った液晶テレビだった
「それで…今回は何の任務だ?」
「……ヒッヒッヒ!!
今回も極秘の任務だ
ここから30キロ離れた場所にいる
ある人物を誘k「……却下だ」
「人の話しを最後まで聞かないと相手に失礼じゃろがッッ!!」
「…黙れ老いぼれ……てめぇはオレの職業が何なのか解るよな?」
威圧たっぷりの低い声でそう言うと画面上の老人はやれやれな感じに首を左右に振ると
「……わかったわい
この話しは無かったことを依頼人に伝えておく………たが、コッチの任務は受けて貰うぞ……【lone wolf】」
「…ん?」
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