7人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ま…たく…坊は…泣き…ッ虫…だな……」
「……嫌だッ!!…お願いだから……死なないで《※※※》ーーー!!!!」
少年は嘆いていた
自信の無力さに
そして……欲した……
…………力が欲しいと………
――――
―――
――
―
「……ハッ!!」
オレはベッドから身体を起こして額から流れた汗を拭く
久しぶりに見たあの夢のせいで全身が汗だくで気持ち悪いし
未だに心臓の脈拍が早い
とりあえず、ベッドから降りて窓のカーテンを開けると視界に広がる街並み
老いぼれと別れた後
オレは今回の任務の為に王都〔ガルデシア〕に来ていた
「老いぼれにまんまとのせられた……人の命を奪う殺し屋なのに……」
そうあの日
老いぼれに言われた今回の任務は―――
――
―
最初のコメントを投稿しよう!