STEP.1

12/16
前へ
/136ページ
次へ
「よろしく、俺は須田章。んでもって肩にいるコイツは俺の神姫のリンリアだ」 章は肩に座っているリンリアを指指すと、リンリアは立ち上がって 「よろしくな、そこのお前」 っと挨拶をしたが、リンリアの言葉にノエルは頭に青筋を浮かべた 「なっ!今アンタ私の事をそこのお前って言ったわね!?私の名前はノエル!いい?ノ・エ・ル!」 「へっ悔しかったらアタシが認める神姫になりな?」 「っ!くぅ~~っ!ふん!」 二人はお互いに頬を膨らませてぷいっとそっぽを向く 「アハハ、悪ぃ。俺の神姫ってプライドが高くてさ、最初はアレだけどあぁ見えて良いヤツなんだ。まぁ……よろしくな」 章は笑いながら頭を掻きながらそう言った 「俺は睦月棗。今から神姫を買うつもりだったんだけど、丁度君に……ね」 棗はゴメンとお辞儀をする、それに合わせて魅雪もごめんなさいっと何度もお辞儀をする そして 「なーつーめー!」 棗は声のする方向を向くとその素体神姫売場の方角から、何かが向かってくる。しかもソレは鬼の形相で向かっており、棗はその姿に恐怖した 「ね……姉ちゃ――」 「どりゃあああああああああ!」 向かってくる何かは姉の唯だった。 唯は棗に跳び膝蹴りをかまし、その蹴りは棗に直撃する 「ごふぁ!」 「いつまでほっつき歩いてんのよ!もう5分以上経ったわよ!」 「だ……だってさっきまで大会の決勝戦があって……俺はそれを見ててぇ!!」 「言い訳するなぁぁぁぁ!」 唯はそのままマウントから逆十字固めを決めて、棗にさらに攻撃をする
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加