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「ったく……神姫も無いのに良い神姫使いの知り合いを作っちゃって。本当に棗は運だけは良いんだから」
帰り道、棗と唯は買った神姫の入った袋を片手に会話をしていた
「良いじゃん、それに二人とも俺と同い年っぽいし、あと魅雪ちゃんだったかな?あの女の子の名前、あの子も可愛いかったしぃぃぃっ!」
唯は、ムッとした表情で棗の肩に腕を回し、空いているもう片方の手で回した方の腕を掴んで力を入れる
「何よ!私は可愛くないっつうの?」
「あだだだだだだ!姉ちゃんは凶暴なんだよ。今だって俺にヘッドロックかましてんじゃねえか」
「うるさい!それとこれとは話がちが~う!」
「うぎゃああああ!」
唯は、自分達の家に着くまでの間。棗にかけたヘッドロックを解くことはなかった
かくして、二人の神姫使いの物語は幕を開け、二人はそれぞれ決めた目標へと駒を進めて行くのであるが
その目標に関してはまた次の機会に
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