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「どうしたんです?いきなり。」
「ううん。ただ、そうおもっただけ。」
そう言って綱吉君はニコッと優しく笑う。
「確かにこの10年間ほんとにいろんな事がありましたねぇ。」
「うん。1番酷かったのは骸の変態発言と変態行為。」
「おや。あれのどこが変態ですか?」
綱吉君が遠い目でそういったから僕がそう問い掛けると怒った顔で喚いた。
「おっ前あれは完璧に変態としか思えないだろ!俺が学校からでたら必ず校門前に待ち伏せしてるし、よく家のまどから侵入してくるわ、人の使用済みパンツは持って行くわ、揚句の果てには人の入浴中に乱入してきたじゃんか!あれのどこが変態じゃないって言えるんだよ!!」
うん。一言で言うならあれだ。警察に苦情を懸命に訴えている近所のおばさんだ。
「お前今すっごく失礼なことかんがえてたろ。」
「いえ。全く。」
…危ない。この10年間で超直感も磨きがかかっていたんだった。
気をつけねば。
「嘘だ。俺の超直感がそういっている。」
…気をつける前に気をつければよかった…。しかしこの状況も悪くない。
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