1.フライングヒューマン

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「いや‥んなわけあ‥」 天を仰いでいた手で必死に眼を擦るが、目の前の光景は全く変わらない。 変わらないと言っても人が飛んでいる事実の事だ。 人はどんどんシルエットとなり、忽ち消えてしまった。 ほんの数分の出来事がアーウィンの頭をパニックにし、整理をさせる。 「人は飛べる?いや無理だ。どう考えても常識的に浮ける訳がない‥‥」 目の前で起こった奇怪が瞬く間にアーウィンを刺激する。 「なら何故‥?」 新発見ともいえよう現状を新しい研究課題だと考え走りだした。
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