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研究課題を見つけ出した僕は、階段を駆け抜ける。学校の在校生徒とすれ違う度に指を指される、軽蔑の眼差しを受ける。
こんな光景は日常茶飯事ー
光景じゃなく風景の方が正しいかもしれない。
親父のレッテル=子供のレッテル
親の七光りとはよく言ったものだと思う。まあ僕の場合は‥‥親のレッテル七光りというのだろうか。
校舎の一階まで駆け抜けたアーウィンは下駄箱から靴を放り出し、瞬く間に校門に向けて走りだす。
「おい、ペテお。」
いやな声がした。
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