第二章 告白と裏切り

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一ページ目にはこの本の使い方と大きな字で書かれていた。 ニページからは説明が書かれている。 『この本に、あなたの名前、好きな相手の名前を記入し、この本の中の世界に入ってシナリオをクリアすれば、確実に好きな相手と相思相愛になれます。』 「この本の世界に入る?ネバーエンディングストーリーみたいな感じか。今朝の出来事を考えると本物の可能性は高いよな。」 「そうだね。それで英司はこの本使ってみるの?」 誠は、俺の顔を見ながら真面目な口調で聞いてくる。 そして一分間の沈黙の中で、俺の心の中では天使と悪魔が激しいバトルを繰り広げていた。
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