第二章 告白と裏切り

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「メールが届いたよ~ん。」 ・・・お笑い芸人の声で俺の携帯がなる・・・。 視線を携帯の入った右ポケットに向けながら、なんて空気を読まないやつがいるんだ、ヤバイヤバイと内心思いつつ、冷汗がだらだらと垂れてくるのを感じた。 「アハハ。変な着信音でしょ。」 と、ごまかしつつ杏奈がいた場所に視線を動かすと・・・そこには誰もいなかった。 慌てて周りを見渡すがやはり誰もいない・・・ しばらく呆然と立ち尽くした後、気が抜けたような顔をして教室に向かうと、屋上のドアのところでクラスの男子5、6人に、
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