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顔も黒いマスクで覆われていてよく見えない。
しばらくするとその人物はこちらに話しかけてきた。
「私は使徒、お前にこの本を授けよう・・・」
黒一色の男はそう言いながらこちらに歩いてきた。右手には黒い本を持ってる。声から推測するに男のようだ。
「恋愛成就させたければ、この本を使いなさい。」
声のトーンも大きくなり俺の目の前まで来ると両手で本を突き出してきた。余りの迫力と驚きでつい反射的に本を受け取ってしまった。
すると、男は現れた時のように激しい光りを放つ。
「うわっ・・・。」
目の前で輝いたために視界を完全に奪われ白しか見えない。しばらくするとようやく視界が戻ってきた。
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