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とある冬の朝・・・
男は目覚めると、いつものように、カーテンを開け、水滴で曇ったガラスを、手で拭きながら庭を見た。
「今日も寒そうだな・・・」
広い庭を見渡しながら男は、ある変化に気付いた。
「おや!デッカイ霜柱か?」
つぶやきながら庭に出て、大きな段に恐る恐る近づいた。
そこは、昔から何かの祠(ほこら)が有る所で、高さ1メートルくらい、縦横が約10メートルの四角形に、土が盛り上がっているのである。
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