裕子との出会い

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エレベーターを降りると、直ぐそこが店の入口と直結している。 俺は、先頭に立って店内へと進む。 『あら、片岡さん!いらっしゃい!今日は、お仕事で?』 ママの恵子が、俺達を見つけて声をかけて来た。 『いや…今日は、プライベートの忘年会なんだ。』 『あら、そう。珍しいわね。でも加藤さんもご一緒なのね。』 『俺と康夫は会社も一緒だけど、幼なじみでもあるんだ。』 『そうだったの?知らなかったわ。マネージャー!片岡さんらのお席お作りして!』 奥の方へと案内されて俺達は、そのボックス席のソファーへと深々と座った。 そこへマネージャーがおしぼりを人数分抱えやって来た。 『健太さん…実は今日詩織ちゃんが欠勤してまして…。』 『いいよ。誰でも。別に女の子目当てで今日は来て無いから、適当に会話の出来る娘つけてよ。』 『分かりました。』 マネージャーが席から離れると、客待ち待機してる女の子二名と、接客中の女の子二名を呼び、素早く俺達の席に付けた。
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