1話:相談屋

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同時刻、街では先ほど船で鳴ヶ埼島へ来た女性は学校へ来ていた。 ?「お前ももう高校生なんだから、大人しくしろよ?」 ?「別に、オレの勝手だろ?」 女性は男のように一人称を゙オレ゙と言う。 ?「ったく、僕が勧めなかったら転入出来なかったんだぞ」 ?「兄貴が決めた事だろ、オレは別にどっちでも良かったんだよ」 どうやらこの2人は兄妹のようだ。 兄の方は鳴ヶ埼高校の教師をしている。 ?「まぁいいや、今日は僕が言っておくから帰っていいよ」 ?「あいよ」 ?「そうだ、柚々亞」 柚「あ?」 柚々亞と呼ばれた女性は、振り返り兄を見る。 ...
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