1話:相談屋

9/21
前へ
/342ページ
次へ
瑠「相談料なんか取らないよ、それで俺の相談で失敗したら元も子もないしね」 湊「……そんなもんかねぇ?」 瑠「そういうもの、ほら教室着いたよ」 ガラガラッ 教室のドアを開けると、1人の男が2人にいや、瑠雨夜に近づいた。 「紅葉川、昨日はサンキューな、何とか仲直り出来たぜ!!」 先ほど話していた相談者のようだ、瑠雨夜にお礼をする。 瑠「そう? 役に立って良かったよ」 「また何かあったらお願い出来るか?」 瑠「うん、俺で良かったらね」 男はもう一度お礼を言って自分の席へと戻っていった。 瑠雨夜と湊の2人も自分の席へ座る、2人の席は真ん中の後ろの方だ。 湊「今日もバイトあるのか?」 瑠「うん、あるよ」 湊「お前はすげーよなぁ、家事もしてバイト、で帰ったら晩飯を作る、俺じゃ無理だわ」 瑠「そんな大した事はしてねぇって、大袈裟」 ...
/342ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加