2010年10月

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私の今日の朝ご飯は、 コーンスープに焼いた食パン、リンゴである。 コーンスープは、ただコーンスープの元にお湯をぶち込んだだけで、 食パンは、ただチンッというかわいらしい音を、居間に響かせ リンゴは、時には人殺しの役目をも果たす包丁でシャリシャリと剥いただけである。 いとも簡単な朝食だ。 ついさっき、私はそれらを平らげた。 コーンスープは飲むにつれて濃くなり、最後まで飲めたもんじゃない。 食パンは、つけるものもなく、どこか味に哀しさを覚える。 リンゴは普通においしかった。 それでも、気分は良く、今更カーテンを開けると、 上は白い雨雲、 下には相対的なコンクリート。 雑草は風に煽られ、 なんとも苦しそうに見える。 家の前の陸橋を走る車、 明かりのない電灯、 色褪せた屋根の連なり、 割れた雲に 割れたコンクリート そこには水溜まりがあって、 ポツポツポツポツと雨粒が落ちていく。 今日の私の心持ちは、 この風景と 同じでもなければ 反対でもない。 ただたんに気分がなんとなくいいだけ。 そして、今日もいつもと同じ風に時が過ぎるだけだ。
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