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俺は、ふと周りを見た。さっきまで半数ぐらいの学生が残っていたのだが、結構ぼーっとしていたのか、5人しか残っていなかった。
……やばい…やばい、俺は、少しの間ぼーとしてしまった。
そろそろ行こう。
俺は、教室のドアに向かう。
「あら、クラン君帰るの??。」
扉ではなく、横にスライドするドアを開こうとした。その時だった、後ろから誰かが声を掛けて来たのは。
話しかけて来たのは、クラスの委員長、恵那だ。
黒い少し長い髪に眼鏡で、おとなしそうな、いかにも委員長です的な女の娘だ。
多分、委員長の何かの仕事をしていて、残っていたのだろう。
すこし頬を赤らめている。
俺に、話しかけてくる時はこんな感じだ
「ああ、お前も俺に構うな。お前も変だと思われるぜ」
俺は、冷酷に言い放つ。
さっきも話した通り、俺は不良の世界で有名だ。だから、俺に関わってくる奴は、皆周りから変な奴だと思われてしまうからだ。
俺はドアを開け、外に向かい歩く。
「待って!!。クラン君!!」
後ろから、委員長の声が聞こえたが俺は敢えて無視した。」
俺は普通ではない。
この【力】があるからなのか…。
だから無視するのは、あいつのためなんだ。
そして俺は、靴のある、出入り口に着き、俺は、自分の靴箱を開けた。すると中には一枚の紙。
校舎裏へ来い
と書かれている。
これも俺が普通じゃない証かな。
俺は、【力】のせいで不良の世界では有名だ。
ゴーストという二つ名で…
まあ、それはこの後分かる。
「ふぅ……」
俺は一つ大きなため息を吐き、
「あっはっは……良いだろう!!行ってやるよ………。」
俺は不敵に笑い、校舎裏に向かう。
俺はもう「普通」には戻れないんだ。だったらめいいっぱい、こっちの世界で暴れてやるよ!!。
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