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この力があるおかげで、俺は他の奴らよりも常に優位に立っている。もちろん、この力は誰にも秘密だ。だから普段からみだりに使うことはできない。しかし、たとえば、寝過ごしたときや、少し急いでいるとき、この力のおかげで何度助かったか分からない。
俺は、瞬間移動能力を持っているのだ。少し意識を集中すると、俺の体は希望の場所へと運ばれる。
ただ、残念なことに、場所が分からなければ、移動することはできない。これは、乗っていれば勝手に目的地に着く電車などに比べて不便な点だ。
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