お見合いと言う名の

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「いいわ、他人に押し付けようとした私が悪いんだから」 と、何かを決意したような声音で言う馬鹿女。 もしかして、結婚するとか言い出す訳じゃないだろうよな。 俺、見た目も気にするけど、結構中身も気にするタイプだから、お前とは冗談抜きでゴメンだぞ…… 「私がケリを着ける。アンタは黙って見てなさい」 馬鹿女はそう言うと、扉に向かって歩き出した。 「あ、リーシャ様!」 ミィたんが馬鹿女を追いかけ、馬鹿女は扉のドアノブを捻り扉を開け、部屋から出て行った。 ミィたんも、それを追い掛ける。 結果→俺一人 ……………… ……………… 俺も追い掛けよう。 一人は寂しいからな。 重いお尻を持ち上げ、俺も部屋を出た。 部屋を出て左を向くと、馬鹿女とミィたんの背中が見える。 左って事は…… 王室に向かってるって事か。 めんどくさくは感じるが、(一人は嫌だから)仕方なく俺も二人の背中を追い掛けた。
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