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さて、俺のする事はある程度決まった。決まってない部分は成り行きと本能で適当にやればいけるっしょ。
さてと、対するスズ御姉様は無表情で俺を見ながら何かを考えているようだ。
ふむ。今まで自分は年下好きかと思っていたが、年上も行けるかもしれない。既婚者だけど。つまり、人妻か。待てよ、カナでもいけるとか思ったことあったりする。あのロリボディーを舐め回したいとか思ったことある。運動会したいなぁとか思っちゃったりしてしまった。つまり、俺のストライクゾーンは小学生から人妻までか。
ヤバい。いや、恋愛は自由だ。でも俺の人生ヤバい気がする。
「どうしたのですか?ニヤニヤしたり青ざめたり」
「いや、人生って辛いなって」
「?」
可愛く首を傾げる。やめてください惚れてしまいます。これ以上俺を惰性の道に誘わないで。でも美人だ。
てか、にやついてたのか俺。なんかショック。
「そんなことは本当に絶対に確実にありえないほどマジでクソ心底どうでもいいとして、そろそろ行動に移してもいいですかね?」
「え、えぇ」
引いてらっしゃる。でも美人だ。
さて、そろそろ真面目になろう。
攻め方はさっきのお返しに不意討ちを狙おうかと思ったが、まぁ止めておこう。
俺は紳士だし。別に紳士と書いて変態とは呼ばないからね。
紳士という名のイケメンだし。
.......なんなんだろう。俺の頭は数秒前に真面目にやるとか言ったことを忘れるほどのニワトリ頭なのだろうか。頭にトサカでも生えるのだろうか。下半身には生えて(ry
「どうしたのですか?何か悲しそうな顔をしてますよ」
「いや、何でもなくはないけど何でもなくはないなんて言っても本当のことを言えないので貴女は何でもないと言えば察しつつも何でもないという事にしてくれる優しい方だと信じて何でもないですと言わせていただきます」
「え?あ、そうなんですか......何でもないですか」
苦笑いでそういうことにしてくれるスズ御姉様。
やっぱちょっと自重しよう。切実に。
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