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さて、少しは空気が和んだだろう。そういう目的で馬鹿な事をしたし。したんだし。むしろ、そんな目的意外でこんな事するわけないし。そんなの馬鹿なやつしかいないし。
さて、なんか自分の胸が痛くなってきたのは横に置いといて、そろそろ真面目に。振りじゃないからね。
スズ御姉様は俺が行動を移すと考えたのか、俺の行動に警戒してる様子で先手では無く後手に回るようだ。
ふむ。俺が攻めでスズ御姉様が受けなのか。やっぱり今からでも受けに......
......
自分を殴りました。本気で。
痛いけど後悔はしてない。いや、後悔してるから後悔しない為にした。
「......大丈夫ですか?(頭が的な意味で)」
「......大丈夫です(痛覚的な意味で)」
とりあえず落ち着こう。
完全に俺の変な思考が戦いの流れのテンポを悪くしてる。
多分、攻めるために真面目に考えてるうちにどこかで変態思考と結びあってしまうのだろう。
そうだ、変態思考と結びあってしまうようなくらい魅力的なスズ御姉様が悪い。
俺は悪くない。
スズ御姉様のあの惚れてしまうやろオーラが悪いんだ。
くそ、まさかスズ御姉様の存在が先手だなんて。とんだ伏兵だった。
お蔭で頭が変態思考になってしまう。
「というわけでもうなにも考えずに戦います。貴方の策略にはもうかかりませんよ!」
「へ?まぁ、どうぞ」
スズ御姉様が引かれた。
俺は惹かれた。
......はっ!?しまった!また先手をとられた!
くそ、どれだけ回避不可能な先手を打ってくるんだ!この人は!
とりあえず、自分を殴った。
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