495人が本棚に入れています
本棚に追加
「お姉ちゃん!!」
「あっ龍牙!」
自分を優しく抱き上げてくれる優しい姉。
あれ?
何でこんな昔の場面が?
あぁ……
夢か。
それにしても……
懐かしいな……
「また大きくなったわね
龍牙
その内私を追い越しちゃうんだろうね」
「うん!
それでね!
僕がお姉ちゃんを守るんだ!!」
……こんなことも言ったかも……
「アハハッ
待ってるよ
私を守ってね
龍牙」
「うん!!」
ほほ笑む姉の首に腕を絡め、抱き付く。
「お姉ちゃん大好き!!」
「私もだよ」
仲のいい姉弟。
だがこの光景を見ている本人は
なんて恥ずかしいこと言ってるんだよ僕!!
言ったっけ!?
記憶にないんだけど!
とかなりの動揺を見せていた。
龍牙の姉は龍牙に良く似た美人だった。
ただ手や足、更には顔にまでバンソーコーを貼っている。
そう言えば姉さんっていっつも生傷絶えなかったな……。
最初のコメントを投稿しよう!