【2日目】手がかり探し

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俺は部屋を出ると 気合いを入れる様に顔を叩いた。 今日は絶対にと決めていた事を実行するのだ。 "自分が事故にあった現場に行く" リビングに再び下りると 梓の姿は既に無く リビングには母さんが一人だけ居た。 「おばさん、俺少し出かけてきますね」 その事を伝えると いってらっしゃいの言葉を背を受けて玄関に向かう。 玄関にら梓の靴が無い。 どうやら梓も出掛けた様だ。 玄関を開けると見慣れた風景と道が見える。 『わんっ!』 そんな鳴き声に視線を向けると 足元にじゃれてくる愛犬・マックスの頭を一撫でしてやると俺は外へ出た。 俺が事故にあった現場までは ここからそう遠くはない。 心臓がうるさいぐらい跳ねたが 行ってみなければ何も手がかりは掴めない。 そんな意を決して俺は歩き始めた。
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