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無口な小鳥
小さな光
五七番街
街角の大道芸人は思い思いのフレーズに涙をこぼす
小さな空がビルの合間に見える
散歩する恋人達
青空の下ではしゃぐ子供達
ローラースケートを履いて踊る若者達
その中の一人がコメディアンの誰かに似ているんだって言いながら君は笑う
アイスクリームを食べながら公園を歩き
僕は煙草に火をつけた
埃っぽい風に吹かれて街を歩くとやがて夜が訪れ
僕らはホテルの小さな部屋の中で言葉を探している
そして互いの胸の内も分からぬままベッドにもぐり込んで
白く冷たいシーツにくるまって君を見つめている
僕らは生きているんだよね
いつになれば互いの胸の内が分かりあえるの……
見つめていて……
僕だけのこと……
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