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そしてキンクリよろしく、互いの攻防は激しく…
「野郎共ぉ！これが…最後の攻撃だぞぉ！打つんだ、打って打って…逆転だぁぁぁ！！２点だぞ、たった２点で逆転だ！！」
灰原が最終回だと宣告し、騒ぎ出す。
「皆さん！私、最後まで何も出来ませんでしたが……頑張って勝ちましょう！！！！おーーーーーーーーっ！！！！」
愛も大きな声で言った。
「なんかしっくりこないけど…最終回って言うんなら最終回なんだな…。はぁ、舞さん打てるかな…。」
「ま、アンタのところに回る前にサヨナラ勝利って事にしてあげるわよ。」
「おまっ、それだけは勘弁してくれ、律子！あれ？そういえば誰からだっけ？」
「し、駿！」
駿の発言を響が止める。
なぜなら…
「……私です…。」
「た、貴音!?」
駿に次いでノーヒットの貴音だった。
「あなた様……今の私は笑えていますか？」
「え？」
「……行って参ります。」
負のオーラを背負い、貴音はバッターボックスへと向かって行った…。
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