番外編① THE SWINGM@STER

23/26
前へ
/26ページ
次へ
そして… 「これが私からの贈り物です!!!!!」 先程のように貴音は外野の頭を越すヒットを打ち、 「皆様方…」 例の如く口上が始まる。 しかし、今度は… 「ああ、タイムをお願いいたします。」 審判にキッチリとタイムを告げた。 「皆様方、これが今の私に出来る唯一の贈り物です。“思い出”という形のない贈り物…私にはお金などありません、形あるものなんて買い与えて差し上げることなどできません。それでも、形は無くても“思い出”はいつまでも残りつづける、私はそう信じております。」 口上を言いきって、満足したかのように戻っていったのだった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加