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天気予報は嘘吐きね
てるてる坊主 寂しそう
こんな雨じゃどこにも行けない
そう呟いて 空を見た
世界を変えるのは難しいけれど
自分を変えるのは簡単かしら
個性的は素敵なことよ
減色の彼方へ飛び込んだ
黄色の傘差して
甘い飴玉口の中に放り込み
スカート揺らして走ってみる
そしたら少しは 見え方も変わる?
赤い糸 だなんて
馬鹿みたいな夢を過去へ贈る
小指に巻きつけていた糸
海に流して さようなら!
楽しい世界を待っている
それだけじゃだめなの
私から飛び込んでやる
新しい世界なんか無いから
今を大切に 今を一生懸命 生きればいいんじゃない?
雨が止んだら
傘を閉じて両手を広げる
寂しい人がいるならば
全部全部、抱き締める!
瞳を綴じれば 見えるでしょう
口の中の飴玉 溶けた
ならばまた放り込もう
寂しくないでしょう
一人じゃないわ
よく、見て
貴方には私がいる
夢から覚めた 眠り姫
「それはそれで いいかもね?」
雨の日には 外に出て
踊ってみればいいんじゃない?
黄色の傘も 忘れずに
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