硝子風船

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硝子玉のように 脆く 儚く 彩らずに 無色透明 愛したのは どっち? 「素敵な絵ね」 微笑を含み 僕の世界を手に取った 貴方が 最初だった 黒い黒い 世界 貴方は手を差し出した それが嬉しくて 光を 掴んだ missing you 風船みたいに Ineedless そう、これは幻想(マボロシ) 手放したのは どっち? それはあまりにも natural abandonな 貴方 これは必然? 否 手放したのは 僕 悲劇のヒロイン 気取って 被り続けた 仮面 I need you 言えないままで missing you 風船みたいに Ineedless 違う、これは現実(シンジツ) 隣の空いた僕 虚しく浮かぶ風船 見つめ 何を思う? 戻れるならば あの日に 逝きたい そんなの 願望 それ以上でも以下でもない 「貴方の世界に、私も連れて行って」 いつかの 台詞 笑って頷いた僕 どんなに待っても あの日の貴方は 居ない あの日の僕は 居ない ここが 終止符うつところ ありがとう さようなら ゆっくり、風船を 手放した _
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