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『~♪
もしも僕に翼があれば…』
「これって…。」
「ノックの声だ!」
みんなの声にのせて、あのあいつ特有の低い声。
「もうちょい、早けりゃよかったな。」
そうすれば、全国移動組のと一緒に、エンディングで流せたのに。
あいつの優しい声に耳を傾けながら、苦笑した。
アルバムには合わせてやろうと思う。
ヘキサゴンファミリーとして。
いつか、あいつの納得がいく形で、″ここ″に戻って来る日を、いつまでも待ってる。
みんながあいつに返事を送るのを見てから、今はもう暗い空を見上げた。
去年あいつが伝えた言葉。
『空って繋がってるから。』
この同じ空の下で、きっとまたいつか。
END
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