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町をでて、レンティス大草原に出た。
ここは、魔法が使えれば難なく倒せるほど弱い魔物が集まっている大陸でも有数の都市外安全地帯だ。
「よし。ここでいいだろう。じゃあ、始めるぞ」
「はい。よろしくお願いします!」
俺はギルスさんの目を見て礼をした。
「じゃあ、まずお前の実力を見る。俺は魔法を使わねぇからかかってこい」
「はい!」
俺は短刀を構えると、体制を低くしてギルスさんへと向かっていった。
「行きますよ!」
俺は急所を外した場所を狙って短刀を振るった。
「甘いな。攻撃が単純すぎる。だからこんな簡単に止められるんだよッ!」
「ぐあっ!」
俺はギルスさんに腕を掴まれてそのまま投げられ俺は背中を強く打ちつけた。
「なら、これなら……『ロック・アロー』!」
「中級魔法か……甘いな!」
俺は起き上がりざまに石の矢を作り出し放ったが、ギルスの剣によって真っ二つに斬られた。
「はぁ、攻撃はこんなもんか……じゃあ、次は防御を見るぞ」
「はい!」
俺が短刀を構えるとギルスさんは物凄いスピードで向かってきた。
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