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「さて、いくぞ!虎爪剛断剣!」
「くそっ!こうなったら自棄だ!破刃刀(ハジントウ)」
ギルスさんはは剣を両手で持つと、俺に向けて勢いよく振り下ろしてきたので、俺はとっさに短刀を剣に向けて振るった。
すると、短刀が剣にふれた瞬間、剣にひびが入り、砕け散った。
「ふっ……流石に市販の武器ではすぐ壊されるか……来い!『シェリル・ユエン』」
ギルスは手を上に掲げて何かを呟くと、何かが上空から落ちてきた。
それは、『疾風の棘』とも呼ばれる伝説の槍、『聖槍 シェリル・ユエン』だった。
「さて、『疾風の棘』と『銀麗の双爪』の勝負といこうじゃねぇか!」
「望むところです!行きますよ!ギルスさん!」
クレスは両方のナイフを逆手に持ち、ギルスは指でクルクルと槍を回して右手に持つと、お互いに相手へと向かっていった。
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