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視界の中で、何かがうごめいた。
「……ん?」
今、公園の垣根の辺りに
何かいたような………。
私は目を凝らしながら、
その垣根の辺りをじっと見つめた。
「………」
気のせい、かな…?
私は小さくため息をつくと
ゆっくりと歩きだし、
そこを通り過ぎようとした。
「ニァーオゥ……」
「…え?」
私ははっと足を止める。
やっぱり何かいる…?
そう思い、
鳴き声がしたほうに
再び目を向けた。
「猫…?」
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