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「俺は弱虫なので気に入られる要素はないです」
「お前のどこが弱虫なんだよ」
「…気が弱いですし」
「どっちかっつーと逆だろ」
「…とにかく、俺は弱虫なんだ、関わるな」
アイスも丁度食べ終わり寮に戻る
悠斗もここで引き止めてくれるほどKYじゃなくて良かった
俺は陰口の飛び交うなか帰った
バタン
「あんな威勢のいい弱虫、どこにいんだよ」
会長の顔はニヤリと笑ってた
「面白くなりそうだ…」
そう言い、会長は帰った
生徒会の奴等も渋々帰り、残された生徒たちは大半が会長のニヒルな笑みにやられて顔を赤らめていた
そんな中で悠斗は
「やっぱ流兎はすげぇな、面白ぇよ」
と満足そうに笑っていて
流兎の同室者の友達、加原鈴も
「絶対お友達になる!!」
と目をキラキラさせていた
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