3人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女が言葉を言い終える前に、俺はフラフラな体で再びとんずらした。
逃げる俺!今度は追いかけてくる彼女!
どうやら足の速さは俺の方が上らしいな…。
俺と阿笠さんの距離が大分離れた事に安心し、少し走るスピードを落とした。
「あ、危ない!」
後ろからまた声が聞こえた…同じ手を二度も食らうか!
俺は横に一歩体を移し、後ろを振り返らずに走っていた…が!!
「へもぐろぉー!!」
突然真横から飛んできたボールが、俺の左頬に深くめり込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!