930人が本棚に入れています
本棚に追加
/2054ページ
去年の夏、その日もいつも通り夜中まで起きていて、2時過ぎくらいだったと思う。
見てたTV番組が終わったから、なんとなくコンビニにアイスでも買いに行こうかなって思った。
うちは田舎だから一番近いコンビニまで歩いて15分くらいかかる。
いつもは短い距離だけど車で行ってた。でもその日は涼しかったし、散歩がてら歩いて行くことにした。
夜に散歩するのってなんかテンションが上がった。コンビニまではカーブのかかった一本道。
夜中だし車はまばら。間隔は広いけど街灯もある。道の両脇に枝状に50m程度の路地が3本程度あって、路地に面して家がならんでる。
路地の突き当たりはガードレールがあって行き止まり。その先は田んぼ。
つまり俺の通ってた道は田んぼの真ん中を貫いていて、その道の回りに徐々に家が建っていったってカンジ。
並んでる路地から路地へはいったん大きい道に出てからじゃないと行けない。奥で通じてない。間に家があるから
で、その道をプラプラ歩いていたら後ろから誰か来る。
最初のコメントを投稿しよう!