現世へ

2/8
前へ
/50ページ
次へ
一護は夏休みが終わり、現世に帰っていった・・・ それから・・・ また、いつもと変わらぬ毎日が始まった―・・・ 柚「ねぇ、冬獅郎・・・」 冬「なんだ?」 柚「一回現世に行ってみたい」 冬「何でだ?」 【一護に会いに行きたい、なんて言えないな・・・】 柚「なんとなく・・・、ねぇダメ?」 冬「一人で行くのはダメだ」 冬獅郎は私の心配をいつもする・・・ 私と冬獅郎は幼なじみとはいえ 一度、恋人同士になったから でも、今は違う・・・ 柚「じゃあ冬獅郎一緒に行こ~」 冬「また今度な・・・」 柚「約束だよ」 乱「え~じゃあ私も行く~、隊長と柚瑠がいないとつまんない」 冬「ダメだ」 冬獅郎は即答した 乱菊は笑っていた・・・ 冬獅郎がいなくなれば好きなだけサボれ、お酒をのめる 現世に行けばたくさんの買い物をし楽しめる、だが冬獅郎という見張りつきだ 乱菊としてはどちらも都合がいいのだろう・・・ 柚「いつ連れていってくれる?はやく行きたいんだけど・・・」 冬「だから・・・何でそんなに早く行きたいんだよ」」 柚「だから・・・それは・・・なんとなく」 冬「なんとなくならいつでもいいじゃねえか」 乱「隊長~柚瑠も現世に行きたい年頃なんですよ、だから連れていってあげたどうです?可愛い可愛い部下がお願いしてるんですよ?」 冬「・・・っ・・・」 乱「ねぇ~柚瑠が可哀想でしょ?隊長~早く連れていってあげないと柚瑠がうつ病かかりますよ?」 冬獅郎は私を見た・・・ 柚「お願い!冬獅郎」 冬「・・・っ・・・」 それから私と乱菊は必死に何度も何度もお願いをした・・・ 夜になった・・・ まだ隊舎からは乱菊と私の声がきこえる それから二時間後・・・ ようやく、冬獅郎を説得し・・・ 現世に連れていってもらえる事になったのだ・・・ 行く日は明後日・・・ 私は現世に行く準備で大変だった・・・
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

199人が本棚に入れています
本棚に追加