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政「別に男子校に拘っているわけじゃない。」 「じゃあ…」 政「だが、その学校の数年前の理事長は私の後輩だった。そのコネを使わせてもらった。」 「…」 政「それにお前のそういうところを直すには丁度いいんだ。」 「…?」 そういうところ?? 政「そういうところだよ。お前は自分の言いたいこととか考えを口にださなさすぎる。」 あぁ…。 政「今まで私や研究員たちとばかり接してきた。それに私も忙しかったからお前にはそんなに構ってやれなかった。」 まぁ…ね。 ひどい日は一言も話さずに一日を終えたし。 母さんは僕がちっさいとき離婚したらしいから。 政「それでお前は口数が少なすぎるようなってしまった。私は父親だから大抵言いたいことは伝わるが世間に出ればそうはいかない。」 なんか今日の父さんは饒舌だなぁ。 政「だから、学園に入り他人ばかりの所で過ごせ。全寮制だしな。」 .
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