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そして、光の指先でパソコンのキーボードを打っているのがhackerの伊野尾。 「伊野尾どうした?」 「薮ほら、見て」 伊野尾は最近パーマをかけた髪をかき上げて俺を見上げ、綺麗なスラッとした指で画面を指した。 画面が放つ光が、伊野尾の頬を綺麗に照らす。 俺はそれを覗き込んだ。複雑な数字がひたすらにならんでいる。 .
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